日本脳炎ウイルスの感染でおこります。ヒトから直接感染するのではなくブタの体内で増えたウイルスがカによって媒介されます。 ヒトからヒトへの直接感染はありません。感染者のうち100~1,000人に1人が7~10日の潜伏期間の後、高熱、頭痛、嘔吐意識障害けいれんなどの症状を示す急性脳炎になります。
日本脳炎患者は、日本では年間10人程度と少ないのですが、東南アジア及び東アジア地域ではまだまだ多発しています。
初回接種2回と、次年度の追加接種1回の計3回の接種で基礎免疫の完了と考えます。 抗体産生は良好です。海外の大規模試験ではワクチン接種群は80%以上の有効率を示しました。
乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンの主な副反応は、局所的には、紅斑、腫脹、疼痛など、全身的には、発疹、頭痛、咽頭痛、腹痛、発熱などでした。 以前製造に使用されていたマウス脳由来から、Vero細胞由来に変更されておりマウス脳混入によるADEM(急性散在性脳脊髄炎)の可能性は排除されています。
水痘は水痘帯状疱疹ウイルスによってひきおこされる感染力・伝染力の強い病気でワクチンを受けなければ10歳までに約80%の子どもがかかると言われています。 発疹、発熱を主症状とし、発疹は最も特徴的です。 顔面、胸腹部、頭部に次々に点々とあるいは集中的に現れ、丘疹、水疱、膿疱、痂皮へ移行します。
一般に水疱の数は症状がでてから数日内に250~500個以上に達します。 また、水疱は二次感染(細菌感染)をおこすことがあり、その場合は瘢痕化し長期間残ることがあります。 発熱の程度は、通常38℃前後の熱が2~3日間続きます。 重篤な場合には40℃を超えることもあります。
肺炎、肝炎、心膜炎、小脳炎、血小板減少性紫斑病が合併症として稀にあります。 特に悪性腫瘍や白血病、ネフローゼの治療中に水痘にかかると免疫力が弱っているため、重症になったり生命の危機が心配されることがあります。
成人が水痘にかかった場合は、小児に比べて重症で、合併症もおこしやすく、死に至ることもあります。
妊娠初期の妊婦が水痘にかかった場合、先天性水痘症候群(四肢低形成、皮膚瘢痕、小頭症など)の子どもを出産する可能性が高いといわれています。
また、水痘が治癒した後、水痘帯状疱疹ウイルスが、体内に潜伏感染し、各種原因による免疫機能の低下に伴い、帯状疱疹を発症することがあります。
この帯状疱疹の発症と発症した後の痛みが、高齢者への水痘ワクチン接種により半減することが報告され、米国では60歳以上に帯状疱疹予防ワクチンの接種を勧めています。
抗体陽転率は90%以上です。
水痘ワクチンは弱毒生ワクチンですから、ウイルスが体内で増えます。 健康な子ども、成人には、接種後1~3週間ごろ、ときに発熱、発疹が現れることがありますが、一過性で通常数日中に消失します。
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TEL 086-525-0600
医院名 |
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医療法人 いなだ医院 |
院長 |
稲田 俊雄 |
住所 |
〒713-8123 岡山県倉敷市玉島柏島920-106 |
診療科目 |
内科・胃腸科・小児科・アレルギー科・リハビリテーション科 |
電話番号 |
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