A型あるいはB型のインフルエンザウイルスの感染によって起こる呼吸器感染症です。集団生活を行う場等で感染が広がりやすい病気です。
インフルエンザウイルスの感染をうけてから1~3日間の潜伏期間の後、発熱(38℃以上)、頭痛、腰痛、筋肉痛、関節痛、全身倦怠などが突然みられ、同時に、あるいはやや遅れて、鼻汁、咽頭痛、咳などの呼吸器症状が現れます。
通常は、約1週間程度で回復しますが、肺炎、中耳炎、気管支喘息の誘発のほか、稀ではありますが脳症、ライ症候群、心筋炎、などの重症合併症もあって、大きな被害や生命に危険が及ぶ事があります。
特に高齢者や呼吸器、循環器、腎臓、糖尿病など慢性の疾患を持つ人は、重症化することが多いので十分注意する必要があります。
インフルエンザワクチンの接種は、6ヶ月~1歳未満は0.25ml(要相談)、1歳から3歳未満は0.25ml、3歳から13歳未満は0.5mlを約3週間の間隔をおいて2回皮下接種をします。 また、13歳以上の人には0.5mlを1回接種します 13歳以上で2回接種希望の方は医師に要相談となります。
インフルエンザは飛沫感染します。 予防としてはワクチン接種が一番で、予防接種を受けていればインフルエンザにかからないか、かかっても症状が軽くすみます。 接種してから実際に効果を発揮するまでに約2週間かかるので、できれば11月中旬くらいまでに接種をしておくと良いでしょう。
発赤、腫脹、疼痛などの局所反応、発熱、悪寒、頭痛、全身倦怠感などの全身症状があらわれる場合があります。 これらの症状は、通常2~3日中に消失します。ごく稀にアナフィラキシーショックなど重症の副作用が報告(インフルエンザワクチンの添付文書による)されていますが、 現行ワクチンにおける副反応の発生頻度は、他のワクチンに比しても多くはありません。
インフルエンザウイルスの培養には発育鶏卵が使用されていますが、鶏卵成分は精製段階で除去されています。 しかし、卵アレルギーがある場合、インフルエンザワクチンにより即時型アレルギーが誘発される危険性は否定できません。 医師と相談して接種を決めましょう。
インフルエンザ菌b型は、季節性に流行するインフルエンザウイルスとは異なります。 この菌は、乳幼児に中耳炎、気管支炎、副鼻腔炎の他、髄膜炎や肺炎、敗血症等の重篤な感染症を起こします。
定期予防接種導入後、重症のHib感染症は激減しています。
接種部位の発赤・腫脹・硬結・発熱・不機嫌等がみられます。
生後2ヶ月以上5歳未満の乳幼児。標準として、生後2~7ヶ月未満で接種を開始し、追加接種含め4回接種します。
接種開始の月齢、年齢により、必要な接種回数が異なりますので、来院時ご相談ください。
小児の予防接種は電話にてご予約ください。
TEL 086-525-0600
医院名 |
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医療法人 いなだ医院 |
院長 |
稲田 俊雄 |
住所 |
〒713-8123 岡山県倉敷市玉島柏島920-106 |
診療科目 |
内科・胃腸科・小児科・アレルギー科・リハビリテーション科 |
電話番号 |
086-525-0600 |